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バルドのせいで髭受にも目覚めたのです。
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やばいまたもアサトで書いてしまいますた。アサト熱にかかったようです。うはー。

アサトメインなんですが、一応バルコノSSなの!(主張)

バルコノED後のアサトから見たバルコノと、アサトにとってのコノエ、について独白っぽく書いてみました。私にとってのアサトとコノエはこんな感じが基本かも、しれません。愛は愛でも優しくてあったかい、なんかそういうのんが好きです。アサコノ好きさんには、どうだろう、アサト受好きさんには受け入れていただけるかなー、なんてうぬぼれさせて下さい。なにとぞなにとぞ。

アサトSS(バルコノED後)です。

タイトル:『北の国から』


雪の中に道ができて、一軒一軒の家々に続いている。
日が暮れきる前にたどり着けてよかったとアサトはほっとする。
その雪の道の壁に小さな火が立てられ、ほのぬくい空気にも目元が和んだ。
コノエが一緒だったなら、怖がるだろうか、それとも綺麗だと喜んでくれるだろうか。

割合大きな宿が見つかった、大きな相部屋だというが構わなかった。
雪の夜は、ひどく寂しいと知ったからだ。
ひとりには慣れていたし、旅をしていろんなものを見るのはとても楽しい。
けれど、静かな夜は胸の辺りがスースーするのだ。
そんな時はコノエの顔を思い浮かべる。
笑った顔も怒った顔も、コノエの目はキラキラとしてとても綺麗で、温かいのだ。
アサトはすぐに幸せな気持ちになる。
コノエは、やっぱりすごいのだ。

そうだ、手紙を書こう、コノエに。
真っ白な世界のこと、前の宿できいた雪の女神の話、ほかにもたくさん。
手紙を書いていると相部屋の旅の猫たちや、食事の案内をしてくれるばあちゃん達にからかわれた。
この村には年老いたメスがたくさんいたのだ。
メスには慣れていないので、まだ緊張する。
コノエのことを聞かれた、藍閃で結婚して、すごく年の離れた夫婦なのだというと、ばあちゃん達はくすくす笑って、『いいもの』をくれた。
手紙に書いておこう、バルドに土産が出来たと、次の春には会いに行くと。

「あ。」

ふと考え込む。
雪深いこの街から藍閃までは一巡りの月位かかったと思う。
春までに、届くだろうか。
自分の方が早くコノエに会うかもしれない。
まぁいいか、コノエならどっちが先でもきっと、喜んでくれるから。

バルドと一緒に暮らすようになってから、コノエは前よりずっと綺麗になった。
相変わらずバルドを怒ってばかりだけれど、笑顔も増えたように思う。
コノエがバルドの匂いがしたときは、悲しかった。
だけど、今コノエは幸せだから、あの時我慢したことは正しかったのだと思う。
リークスを倒して2回目の呪いがとけたと帰ってきた時から、バルドから時々した黒い匂いもしなくなった。
バルドはいい奴だと思う、ただあのちょっと押しが強いところはまだ慣れないけれど。
ああ、そういえば、コノエはあの真っ白なドレスは着なかったのだろうか。
バルドの見立ては自分もとても良いと思ったのに。
だって、どこのメスよりもきっとコノエは綺麗だから。
自分もいつかコノエとバルドのような相手を見つけるのだろうか。
コノエより素敵な猫はいないと思うので、バルドがとても羨ましい。
自分はコノエの一番の猫にはなれなかったけれど、まぁいいやと思っている。
だって、コノエはいつもアサトにおかえりと言ってくれるのだ。
まるで、母さんのように。

 

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装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、物語がはじまる。
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