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バルドのせいで髭受にも目覚めたのです。
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フラウドとコノエは、かみ合わないのも一興だと思うのです。
アキツさんちのニンゲンフラコノに感化されて、前からSS書けるかなーと挑戦してみてたのですが、今夜やっと、短いですけどしっくりいくのができました。わーいv
やっぱ夜更かしできる安心感があると煩悩も頑張れますね!
イメージはバンドマン(しかも天才かも)のフラウドと、
フラウドのバンドに憧れてた現代っこコノエさんです。
けど、ラメ世界のまんまでイメージしていただいてもおもしろいかなーと思ってます。
お好きなビジュアルを脳内補完してみてください。
体から始まる恋も…人ごとならアリだと思うので頑張っていただきたいなと思います。
甘いハッピーラブラブが好きですが
フラウドだけは、酷く悲しい恋をしてほしいとも思います。

フラコノSS
タイトル:「僕のための子猫」


ほんのりにじむ子猫の血は甘く
彼はいつもくらくらと酔いしれていた。

自分が華奢な喉に牙をたてると
あの子は甘い吐息を洩らす。
薄い皮膚に吸い付くと必死で声をかみ殺す。
気持ちいいくせに、
流されまいとして刻まれる眉間の皺が可愛いと思う。

これって噂の恋なのかな?

「はぁ?」
フラウドの嬉々とした声にコノエはぐったりと声を上げる。
「うん、だからね、
僕が無性に子猫ちゃんにかみつきたくなるのは恋なのかなーって。
僕は恋なんてしたことがないから、
いつかしてみたいなぁと思ってたんだ。」

…ただの変態だと思うけど。
という言葉を飲み込み、コノエは頭を抱えるように枕に顔を埋めた。
違う、ただの変態じゃなくて筋金入りの変態で生粋の天才で変人なんだコイツは。
でなきゃ自分が、ちょっとかっこよくて優しいからって
こんないかがわしい男に言いくるめられて
ましてや抱かれるなんてありえない。

「あんたが恋だと思えないなら無理することないだろぅ…」
「ん?そうかい?でもそれじゃあ子猫ちゃんは寂しいかなーと思ってv」
「それだけは絶・対・無い!!」
「でも子猫ちゃん初めてだったろう?」
「な!!あ、あたりまえだろっ男同士なんて!!」
あいてて…、と急に飛び起きたせいで腰に走る鈍痛にコノエは真っ赤な顔のままベッドに沈み込む。

「やっぱり、初めての人とは相思相愛の方が
ロマンチックでいいかなーと思うんだけど?」

じっとりと自分を見つめるコノエに、フラウドは、ね?と首をかしげる。
フラウドの外見とギャップがありすぎる子供じみた仕草はちょっと可愛いと思う。
だけど、絶対コイツは俺の疫病神だ!!
コノエは、どうやってこの変態から逃げようかと頭を抱える。

もっとも、目の前の変態ことフラウドは
もしかしたら恋かもしれない気持ちをくれたコノエのことを手放すなんて
ましてや、可愛い子猫が自分の元を逃げ出したいと思っているなんて
欠片も考えていなかった。
世の中は、彼の喜びの為にまわるものだから。

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写メ日記:愚者猫
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装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、物語がはじまる。
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