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バルドのせいで髭受にも目覚めたのです。
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7月7日から日付は変わりましたが、一応間に合ったってことにしよう。
ちゃんとそうめん食べました☆昼は冷やしそーめんで、夜はおくらとまいたけと溶き卵の入ったにゅーめんです。

うちのフラウドの一人称って「僕」なんですけども「俺」ってのもいいですよ ねー(うっとり)
七夕にかこつけて初の屋上ぷれーいー!最中は…書いてないです、朝チュンですみません。でもフラコノ大好き~。
きっとおねだりさせたりするんだろうなぁフラウドは…いやそれは絶対コノエが言わないから、言葉責めで楽しむのかな。うきうきそわそわ。
フラウドいいですよね、フラコノ楽しいです。
そうそう…iPodシャッホーを購入予定なのですが色をフラウド(きみどり)にするかヴェルグ(オレンジ)にするか、ちょっとビビッドなところでラゼルさんちのコノエちゃん(ピンク)にするか迷ってます。
長く使うなら飽きの来ない色ってことでフラウドですかね~(キャラ的には一番強烈やけどな)
元気の出るラゼルさんちのコノエちゃん(長いよ)とかなり迷うところです。

フラコノSS
※書き忘れてました、相変わらずニンゲンパロです。
イメージとしては、フラウド:黒系?バンドマン (子猫ちゃん大好き)
コノたん:そのファンだった未成年(フラウドに捕獲され恋人扱い)

タイトル:「星空の子猫」↓

可愛い子猫が空を見上げている。
真上を向いて、つまらなそうに口を尖らせているのがまた可愛い。

コノエが夜を、星空を好む傾向があると知ってから、
フラウドはビルの屋上やベランダにコノエの手を引いて連れ出すことが多くなった。
時には無理やり自分の膝に抱え込んで、狭い出窓に張り付くこともある。
そんな努力のおかげか、最近ではコノエの方から動くことが多い。
それはまるで、コノエに誘われているかのようでフラウドは気に入っていた。

さて今日は何か見えるのかとフラウドも彼に習って空を見上げる、が、生憎の曇り空でコノエが唇をとがらすのも無理からぬ事のようだった。
もっとも、星が出ようと出まいと、コノエがいればフラウドにはどうでもいいのだ。

「空、曇ってるね。」
のしっと後ろからコノエに負ぶさる様に抱きつくとフラウドはすりすりと頬ずりをした。
「暑くるしい…。」
「いーじゃない、僕は気持ちいいよ。」
「あんたなぁ…」
「星、見れなくて残念?」
「別に…。」
「唇、とがってるよ。」
可愛いからいいけど、と笑ってフラウドはコノエの唇をつまんだ。

「星、好きだよね。」
「好きっていうか…今日は折角七夕なのに見れないから…なんとなく。」
可哀想かなって…ごにょごにょとコノエは言い澱んだ。
フラウドはふわりと首をかしげる。
子猫ちゃんはとてもとても可愛いけれど、時々よくわからない事を言うよね。
もちろんそこが面白いのだけれど。

「可哀想?星が?」
耳元で尋ねる声は本当に不思議そうで、コノエはしまったと思いながらも答えないわけにはいかなかった。
フラウドは気になることはすっきり解消しないと気がすまない性質で、こうなると答えるまで離してもらえない、ばかりかいろんな事をされてしまう。
「だ、だから、今日七夕だろう…。」
「うん、7月7日だからね。」
それがなに?と言う顔をしているのは見ないでもわかる。
自分の表情を覗き込んでいるであろうフラウドと目があわせられず、コノエは肩から伸びるフラウドの腕を掴みもじもじと指を動かした。
「天の川の…ふたり。」
「…誰、それ。」
知り合いにそんな名前のグループ居たかなぁ、会社とか?とコノエに頭をくっつけながら右へ左へ首をかしげているらしいフラウドに、コノエはもう自棄だとばかりに元気に答えた。
「だから、織姫と彦星!」
我ながら子供だ、こんなんだからフラウドに子猫子猫言われるんだと、コノエは耳まで真っ赤になってしまった。

「…ああ、子猫ちゃんが言ってるのは星の神話の2人だね。」
「そうだよ。」
「心配しなくても大丈夫だよ。」
「へ?」
てっきりおもちゃにされると思ったのに、真面目な答えが返ってきてコノエは少し拍子抜けしてしまった。
「子猫ちゃん、前に言ってたじゃない、誰かに見られたら恥ずかしいって。」
それはだいぶ前の話だし、しかもあんたは一切考慮してくれてなかったような気がするんだけど…と思ったがコノエは言わなかった。
一応、成長しているようだ。
「だから、子猫ちゃんの心配する2人も下から覗き見される心配が無くなって、今頃喜んでるんじゃない?」
「そ、かな。」
「そうだよー。」
にこにこと、それこそ子供のように無邪気に笑うフラウドに、コノエは毒気を抜かれてしまった。
いや、そんなフラウドを可愛いなんて思ってしまった。
珍しく人畜無害な笑顔なのに、すごくすごくドキドキしてしまった。
絶対からかわれておもちゃにされて弄ばれると思っていたのに、
そんな風にちゃんと返事して、そんな風に笑うなんて、
なんだか…なんだかすごくズルイと思う!

「だから子猫ちゃんも安心してね。」
「あ、うん、そだな。」
「こんな曇り空なんて誰も見上げないから、下から見られる心配はないよ。」
「…は?」
「あ、もちろん空からもね♪」
「はい?」
「だから、安心して感じていいよ♪」
「ちょっとまっ…んんんんっ」
フラウドはにこにことコノエの腕を取り器用に180°回転させると、腰に手を回しおもむろに唇を重ねた。
ぶちゅううううううと、それこそ魂まで吸い取り兼ねないキスだった。
「星空は無理だけど、天国へなら行かせてあげるよ♪」
「い、いらない!遠慮する!」
息継ぎもそこそこにコノエは必死に抵抗する。
「子猫ちゃんてば、照れ屋さんなんだから。」
「照れてない!」
「大丈夫、星にだって子猫ちゃんは渡さないから。」
僕を夢中にさせるのは、世界中で君だけだよ。
うっとりと、蕩けそうな声でフラウドはコノエに囁いた。
やっぱりこの男はズルイ。
こんな風に囁かれたら、コノエがその腕を振り払えないことを知っている。
その言葉が嘘だとわかっていても、いつもの様に舌と唇でやわやわと触れられて、子猫はうっとりと目を閉じる。

可愛い子猫を腕の中に抱きしめて、うっとりとフラウドは囁く。
何度呟いても報われない、愛の言葉を。
「愛してるよコノエ。」
可愛い子猫の肌に笑いながら牙をたて、吐息と共に呟く。
この世界でただひとつ、嘘のない言葉を。
「僕の、ものだね。」

やっぱりこの男最悪だ!!二度と可愛いなんて思うもんか!!もう絶対外でなんかやらないからな!!
とコノエが叫ぶことが出来たのは翌朝のこと。
その叫びが、初屋上プレイ+子猫ちゃんに可愛いって言われちゃった♪と喜ぶフラウドの心に届くことはなかった。
そしてフラウドの言葉も、コノエの心にはまだ、届かない。

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装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、物語がはじまる。
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