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有言実行!仕事始めまでに2つのSSあがりましたー!
えらいぞ私、頑張ったね私。なんつって、実は下書きしてたのがあったんです、あんまり頑張ってません。
気持ちはラゼコノフラコノヴェルコノ(多いな)に飛んでるんですが、書くのはやっぱりバルコノが一番燃えます、書きやすいし、楽しいし~なにより親父視点がよくわかるから…ってそれってどうなんだ私。親父趣味なのか私、ベタなラブネタは好きだよね私。
というわけで、今回はバカップルの必須お題でお疲れお父さん癒されてます。
今回こそ着物の良さをアピール…できているだろうか。
ちなみに今回は食べ物ネタではありませんw
バルコノSS(現代パロ)
タイトル:特等席
※このお話は、現代ものっぽいパロディです。
※コノエさんは30才の作家さんで普段はお着物です。
※バルドさんは51才の町の小さな定食屋の旦那です。
※たぶん2人はニンゲンです。
あー疲れた…。
ごろりとこたつに横になると、バルドは盛大な溜息を吐いた。
にぎやかな来客どもは去ったというのに、
後片付けを終えるとコノエは1人で風呂に入ってしまった。
…コノエと風呂、入りたかったなあああああああ。
溜息の原因はこれである。
バルドも一緒に入ると言ったのだが、酒が抜けるまでおとなしく寝ていろと言われてやむなく1人、こたつの虫と化しているのだ。
コノエの友人たちはともかく、あの悪友どもときたら
当然のように泊り込んで飲み食いし倒していきやがった。
コノエが自分の心配をしてくれてるのは解っているので
おとなしく横になってはいるものの…悔しい。
「バルド、お先にー。」
「おーおかえり~。」
「お酒抜けた?」
「いーやーまだだなー、コノエが天女様に見えるからな~」
「ばーか。」
くすりと笑うと、コノエはバルドの前でかがみこむ。
ほんのり赤くなった裸足に、動くと裾から足首にふくらはぎがちらちらとしてなかなか艶かしい。
おお、なかなか…と下から覗き込もうとするバルド。
それを知ってか知らずか、
コノエは膝を付くと、しっとりと暖かな手でバルドの額や耳に触れた。
「まだちょっと熱いかな?風呂上りだとよくわからないな。」
にこりと笑って、更にバルドの顔を挟み込むようになでなでとさわる。
「今週はお疲れ様、バルド。」
「あー…おじちゃんは疲れたので、ねぎらいの言葉よりご褒美が欲しいんですが?」
「もー、またそんな事言って…。」
コノエがあやすようにバルドの髪をなでても、
バルドはごろんと寝返りを打ちコノエに背を向けた。
「年末から頑張ったのになーライはともかく、
奴らは泊りがけで遊び倒していきやがるし、
可愛いコノエは1人で風呂に入っちゃうし…。」
ぶつぶつ…とぐれるバルド、おっさんがぐれても可愛くないはずだが
コノエはちょっとキュンとしてしまった。
「わかったわかりましたー、置いていってごめんね、バルド。」
ふわりと石鹸の香りがして、ちゅっと頬に柔らかい唇が触れる。
「これで許して?」
バルドの肩に両手とあごをついてコノエは首をかしげる。
くううう、可愛いなコノエ!と思いつつも頑張って顔には出さないバルド。
「もう一押し。それじゃ足りないなー。」
「もう一押し?」
「ひざまくらを所望する。」
「ひざまくら?」
「うむ、湯上り卵肌のひざまくら。」
「はいはい、卵肌かどうかはわからないけど。」
よいしょ、とコノエはバルドから離れて正座をする。
「ここ、空いてますよ?」
ぽんぽん、と膝を叩いてコノエはバルドを振り向かせる。
「おお、特等席確保v」
バルドはいそいそとコノエの膝先に頬刷りすると、
そのまま腿に顔を埋め、わきわきと腿の横から臀部を撫でさする。
「ちょっバールード、くすぐったいっ」
「やーこの桃尻も久々で…がふっ」
照れたコノエの膝があごに入り、えびぞりで一瞬固まるバルド。
「いでっコノエちょっ今本気でアゴ入れただろ!」
「ひざまくらってゆったのに、誰かさんがセクハラするから悪いんだろ。」
まったくもう、とコノエは乱れた裾を整え、両手を腰に当てる。
「もういいなら、俺先に上行ってるぞ?布団敷かないと。」
「わーっすまんっもうセクハラしないっ
ご褒美のひざまくらおくれ、コノエ。な?」
「はいはい。」
コノえはずりっと器用に両手をついて身体をバルドに寄せた。
「んー、これこれv俺の特等席v」
今度は横からしっかりと頭を乗せると、すりすりとコノエの腿の感触を堪能する。
「あー…湯上りほかほかでいい匂いだ…」
「いつもと同じ石鹸の匂いだろ。」
「んー、いや今日はまた格別…」
コノエに頭をなでられ、髪に触れられながら、バルドはうっとりと目を閉じる。
コノエの指が、バルドの絡まった髪をほどくように梳いていく。
猫が毛繕いをするのは気分を落ち着かせるためだって言うけど、
こんな気分なのかもしれんなぁ…。
コノエの指がバルドの髪をするすると耳にかけていく。
バルドはぼんやりとくすぐったさを感じていると、コノエはバルドの耳を撫で始めた。
「んー…」
「バルド、痛くない?」
「あー…気持ちいいなー…もっとー…」
「はいはい。」
くすりと笑うとコノエの温かい指がそっと耳たぶをつまみ、
やわやわと揉み解しなぞっていく。
耳たぶのふちを往復すると、内側をゆるゆると指圧する。
あー…いい奥さんもらったなぁ…俺、しあわせ…。
うっとりとバルドは意識を手放した。
夢うつつ、言葉に出した自分の一言にコノエが真っ赤になっているのも知らず。
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あとがき:
HI・ZA・MA・KU・RA!です!
書きたかったんですずっと!!
着物で膝枕ってね~なんぼでもナニになだれこめそうですよね~
けどバルドさんお疲れなので
ハードワークよりも癒されるほうで手を打って頂きました。
けどこのあとバルドが起きるまでずっと我慢してたコノたんは翌日確実に風邪ひきます。かわいいな嫁。そんな嫁が欲しい。
まぁ、着物の下がナマ桃尻だったらなぁという男のロマンはまたいつか…
ナマ桃尻着物のコノたんを狙うバルドは必須だとして
穿いてようが穿いていまいが
着物の下を確認すべく捲りあげるヴェルグかフラウド(異国の人設定)
ってのもイイな!!