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バルドのせいで髭受にも目覚めたのです。
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夜中は筆が進みますよ~やっと!久々に!ラゼコノ書けました。
うちのラゼコノの特徴は、ちょっと言葉遊びな感じになりがちです…
いちゃいちゃもさせなくては…うん、今度頑張ろう。

いま思い出したのですが、私はラゼルは「顔に出さないが実は可愛いもの好きで、手先が器用なのでお裁縫上手」だと思っているようです、なんていうかその激しく「そうに違いない!萌える!」とかいうのではなくて「普段は意識していないけれど」「当然のように」「無意識のうちに」そう思っています。なぜ…?

というわけで、コノエ転化の設定捏造ものです。
イメージとしてはアリスかなーなんて。
あと、どうも「愛」がつく言葉や台詞にはまってるっぽい…です、よ。

ラゼコノSS(読む前に幼児コノエをイメージしてください!)
タイトル:「愛ってなぁに?」↓

愛ってなぁに?
愛を探さなくちゃ
愛を見つけないと おうちに帰れない
ねぇ 愛ってなぁに? 

愛を探す、小さな子猫、短いかぎしっぽをゆらしながら
コノエはちっちゃな2本の足でてくてくと森の中を歩きます。
フラウドがいました。
フラウドに聞きました。
「んー?そりゃあもちろん、相手のことを食べちゃいたいくらい大好きで、
切り裂いて何もかもをさらけださせたくなるくらい、
ぞくぞくする気持ちのことさ。」
うきうきと楽しそうに、身体をぷるぷる揺らしてフラウドは言いました。

コノエはひとつ賢くなりました。
「愛ってぞくぞく。」

愛を探す、小さな子猫、コノエはてくてくと森の中を歩きます。
カルツがいました。
カルツに聞きました。
「愛…か。
誰かのために全てなくしても構わないと思えたあの感情が、
私にとっては、愛だったのかもしれないな…」
カルツは悲しそうに目を閉じた後、コノエの頭をなでながら言いました。

コノエはひとつ賢くなりました。
「愛って落し物しちゃうかも。」

愛を探す、小さな子猫、コノエはてくてくと森の中を歩きます。
ヴェルグがいました。
ヴェルグに聞きました。
「あー?愛だとぉ?何マセたこと言ってんだチビこ。
そういうことはな、もうちょっと背が伸びて、いじめがいのあるサイズになって、
この辺がピンク色のえろい身体になってからいうんだな。
たーっぷり、教えてやるぜ?」
ヴェルグは思いっきり、顔をしかめたあと、
コノエの身体をひょいと持ち上げ、わしゃわしゃと撫でまくりながらいいました。
「やー。」
コノエは服をぬがされそうになり、じたばたと暴れます。

バキッ!ビシビシビシ!! 変な音がしたかと思うとヴェルグは氷の塊になっていました。
「ありがと、カルツー。」
コノエは姿は見えないけれど、助けてくれたカルツにお礼を言いました。

コノエはまたひとつ賢くなりました。
「愛ってえっちないじめ!」

愛を探す、小さな子猫、コノエはてくてくと森の中を歩きます。
森の出口でラゼルに会いました。
最後にラゼルに聞きました。
「…コノエは、愛が欲しいのか?」
反対に聞き返されてしまいました。

「うん、欲しい!」
「では、コノエの望むままに。」
そういってラゼルは微笑むと、コノエの前に膝をつきその手をとると恭しく口付けました。

「ラゼル、王子様みたい。」
「そうか?ではコノエはお姫様だな。」
「ちがうよ、コノエはコノエだよ」
「おや、ではコノエ、私は誰に愛を捧げればいいんだろう?」
「?」
コノエは首をかしげました。

「捧げるって、あげること?」
「そうだよ、少なくとも私の愛は、大好きな人にあげるものだ。」
コノエの手を今度は両手で包み込み、ラゼルは祈るように口付けます。
「愛している、コノエ。
お前が全てを忘れていても。私の愛は変わらない。」
「ラゼルの愛は、コノエなの?」
コノエが聞くとラゼルは目を開け、優しくコノエを見つめます。
「私の愛は、コノエがくれた。」

ラゼルは片方の手をのばし、コノエに触れます。
「コノエの愛が私を強くした、私はもうお前を離さない、絶対に。
永遠に、守るよコノエ。だから、怖がらないで、帰っておいで。」
優しく温かいラゼルの手のひらに、コノエはうっとりと目を閉じます。
「愛って、ラゼルなんだ、ね?」
「お前が望むなら、私がお前の愛になるよ」
ラゼルは目を閉じた幼いコノエをすっぽりと覆い尽くすように抱きしめました。

だから 安心して 帰っておいで


あたたかい紅蓮の炎に包まれて、コノエはもう一度生まれます。
そしてコノエは思い出します、自分は一度死んだことに。

猫のまま、リークスの器のまま色んな感情を抱え込み、
意識がぷっつり千切れてしまったのです。
とても痛くて苦しくて 消えてしまいたかったのです。

ああだけど ラゼルがそばに居てくれるなら
ラゼルが愛してくれるなら

そしてコノエはラゼルの眷属になりました。
猫の記憶は朧でも、あのときの夢は忘れていません。
ラゼルはコノエの愛で コノエはラゼルの愛なので
もうそれだけで じゅうぶんでした

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装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、物語がはじまる。
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