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久しぶりに書いてみたら、現代ニンゲン化パロですよ。あ、パラレルっていうのか?
しかもコノエを30才にしてみました!!
いえ、本当はもっと35とかでも萌えるんですが…まだもう少しピチピチ感も欲しいので30才です。
ぴちぴちコノエが好きな方は、本当にすみません。ラメントの世界観だとうまく書けないとか…では…ないはずですが、こっちはこっちで続けられたらいいなーと思ってます。
文章の中で色気とか出してみたいのです。
透乃の萌えポイントは着物+ちょっとけだるげ美青年です!!
バルコノSS ちょっと変化球
タイトル:「春うらら」↓
※このお話は、現代ものっぽいパロディです。
※コノエさんは30才の作家さんです。
※バルドさんは51才の町の小さな定食屋の旦那です。
※たぶん2人はニンゲンです。
「おーい、コノエ!起きてるかぁ?」
がらりと襖が開いて、バルドがどかどかと入ってきた。
「んぅ…まだ寝る…」
布団の中から2本の白い足だけがのぞいていた。
うっかり欲望に負けそうな心を奮い立たせてバルドはコノエに声をかける。
「だーめーだ、もう10時だぞ。締め切りも終わったんだし、
お前も布団もいい加減お日さん浴びないとカビ生えるぞ!」
「…かび……」
「ん?」
「ばるどだって…はやしてる…。」
もぞもぞ、と布団にもぐりこみながらコノエがつぶやいた。
んぁ?とバルドは首をかしげてあごを撫でた。
「あーのーなー、俺のこれはヒ・ゲ・だ!」
よいせーっと掛け声と共にバルドはコノエをくるまった布団ごと抱き上げた。
そのままわっせわっせと自分の部屋の縁側つくりのベランダに、布団もコノエも転がした。
「ほらっ寝るならこっちにしとけ。桜も見えるしあったかいだろ?」
今敷布団ももってきてやるからなー、というバルドの声を背に、
コノエはもそっと布団をかけたまま体を起こした。
はだけた浴衣のあわせをもぞもぞと直しながら、目をこする。
ちょうど町の狭い高台にあるこの家は、バス停までのゆるい坂が大変だが眺めが大変よく喧騒を嫌うコノエは気に入っていた。
春のこの時期は、辺りが桜の波を描いているのもまた良くて、
コノエはバルドとこの縁側で酒を酌み交わすがとても好きだった。
んーっと伸びをすると、ふわりと風が頬をなでていく柔らかさに、
折角開いた目もうっとりと閉じられてしまった。
「おはようさん、やっと目が開いたな。」
にまりと笑うと、バルドは敷布団をぽんぽんと叩いた。
こっちに転がれ、ということだろう。
コノエの生活が不規則になってからは、今までと立場が逆転したかのように
なんだかんだと口うるさくしているバルドだが、結局はコノエに甘いのだ。
「風、気持ちいいな。」
ころりと転がりながら、コノエはバルドに手を伸ばした。
「ああ、いい天気だ。今日も花見のおかげで混むだろうな。」
やれやれ、という顔で笑ったバルドはコノエの手を握り膝をついた。
はだけられた胸元に目を向けないようにして、もう片方の手でさりげなくコノエの襟をひいた。
コノエはバルドの心を知ってか知らずか
するりと、猫のようにバルドの膝に頬をよせた。
「じゃぁ、忙しくなる前に休憩すればいい。」
「そういうことは、お休み前に聞きたいもんだな。」
「夜に言うと、バルドは止まらなくなるだろう?」
「そりゃ、当然。まだまだ枯れてねえ、よ。」
年の割りに若い若いと言われているバルドだが
本人からすれば、年を負うごとに、
まるで花が開いていくかのように色気を増していく可愛い恋人がいるのに
その気になるなというのが無理な話だ、と言うことらしい。
もちろんそのための健康管理や体作りも欠かしてはいない。
バルドの人生は最早可愛い恋人との時間の為に存在すると言っていい。
ふふふ、と笑うとコノエはバルドの膝に両手を置き、そのまま体を伸ばすとバルドの唇に口付けた。
ちゅっと音を立てて離れていくコノエの唇を追いかけて、バルドはまた唇を重ねた。
ついばむように重ねた唇をずらして、舌でコノエの唇をなぞる。
コノエが唇を開くとするりと舌を差込み、からめながら、
その手は器用にコノエの髪と耳を優しくなでる。
ただ撫でられているだけなのに指の先から愛しさが伝わってくるようで
コノエはバルドの手が、触れ方が好きだった。
くちゅ、と漏れる音が恥ずかしさをかきたてていく。
はっ…と息をもらすと解放されたが、バルドの手はコノエの背を支えたままだった。
コノエもバルドの背に手をまわすとそのまましがみついて息を大きくはいた。
「やりすぎだ、ばか。」
「これくらいに、しとくか、な?」
「またしたら仕事どころじゃ、なくなるんだろ?」
バルドはコノエの問いに、わはは、と笑って答えた。
「今夜はいっぱいしような?」
コノエの邪気の無い笑顔でそんなことを言われたらどうしろというのか。
本当になぜいまこのとき、この可愛い恋人に飛びつけないのかと太陽を恨んだりしてみる。
はぁっとバルドはこれでもかと大きく息をはいた。
よしっと声をだし、自分の膝をぱんと叩いた。
顔をあげると、コノエの頬を両手で包み、ぶちゅっとキスをした。
「じゃぁ、コノエは、たっぷり昼寝して英気を養っといてくれよ。」
おじちゃんは頑張っちゃうぞー、と笑って、バルドは階下の店へと降りていった。
コノエはふふ、と笑って、今度は大の字で布団に寝転がった。
そこは常緑樹木の影が丁度いい位置にあるのでまぶしくないし、暖かいし、最高の昼寝場所だった。
ここで、次のネタでも浮かんでくればいいんだけど…。
残念ながらそんな気配はなく、
かといって頭の中がからっぽで清清しいのかというと、そういうわけでもなかった。
今夜は久々に2人で過ごす夜なのだ、バルドだって我慢したかも知れないが
コノエだってずっと触れられずにいるのは寂しいのだ。
ただ、それよりも締め切りが重大事なだけで。
暖かな光と柔らかな風に、幸せだなぁと、
コノエは春の日向にまどろむのであった。
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はいっパロです、とうとうパロネタに手を出してしまいました。
だってね、30才のコノエも色っぽいかなー、着物似合うんじゃないかなー、
着物には眼鏡も(略)と思い、こういうことになりました。
そしてバルドの趣味は、コノエの世話を焼くこと&料理なので(決定かよ)
自宅を改造して住宅街の小さなご飯屋さんとかカフェとか、そういうお店もあるらしいのでいいんじゃないかと思い、こうなりました。ええ、親父も親父、50代にしちゃいました。
でも年の差ってゲームん中でもこんなもんだと思うので、正直すごく萌えてますとも。
いいじゃないですか、枯れそう一歩手前のダンディで恋人にメロメロの絶倫って!!(マテ