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試練と言うか夫婦喧嘩…いや受難…か?
なんか素敵バルドさんばっか見てた反動で、ロクデなしなバルドもいいんじゃないかと思いまして、はい。
てゆっても短いんであれなんですけど。
肝心の受難シーンは可哀想な状態に至る過程が想像できなくて…いちゃいちゃ書いてなくてすみません、ほんと色々すいません。
どさくさまぎれに、グンちゃんのしゃべりを練習してみたりしてます。
ぬーん、バルドにスーツ着せるのー!と張り切ったものの…もう結構リーマンバルドさん書いてました…のね私ったら、でもスーツの描写が少ないなー脳内イメージだけで文字に現してないの多いなーと反省。
いえ出来たからっつってただの自己満足なんですけどね~なんか…昔に書いたものの方が生き生きしてる気がしてちょと凹んでます。
…今の私には…愛が足らないのかと!!(苦悩
おおおぉん、こんなに愛してるのに…
迸るほどの愛では無いということなのかーっ(吠
ん、まぁ素敵バルド作家さんが増えて、おいらじゃなくてもまぁいっかーとか思わないでもないんですけど…なんだろーこの感じ~書きたい~ってことだと思うんだけども…ううう…この胸の中にある、もはもはみっしりした毛玉のような愛しい塊を、どないかして外にだしたいというか…でも前のss読み直してみたら…なんか似たようなことしか…うーん…いやそれはバルコノで好きなところが変わってないってことで…いいのかな?
↓バルドSSS
タイトル:「遊び猫疑惑」
命ってものは案外しぶとい。
それは二つ杖も猫も変わらない。
現に藍閃の街は、屍猫たちの襲来を受けた被害からいつのまにか立ち直り、春の息吹が芽を出すのをいまかいまかと伺いくすぶっているかのように、ざわざわと活気を取り戻していた。
「よー、バルドっ若くて可愛い嫁さんもらっただってっ?」
「いけないオジサンだなーオイッ」
「年寄りの冷や水になんなきゃいいがなぁっ?」
「お前バルドと同じ年生まれだろ、なんだよもう年かぁ?」
「だから、そんだけバルドの嫁さんが若いってこ・と・だ・よ!」
「うっそ、まーじでぇ。」
「吸い取られまくって早死にすんじゃねぇのか?」
「んで、物足りないっつわれて捨てられんだな!」
そりゃいいやー!と馬鹿笑いが起こる。
少し裏の猥雑な職人街に行くとひやかしの声がすごい。
コノエを連れて来なくて本当に良かった…。
若い頃はいざ知らず、ここ何年も飾り窓にはご無沙汰してたっていうのに、どこからでも情報仕入れて冷やかしてきやがるなここの連中は。
宿の修理も一段落したバルドは、リークスとの戦いでぼろぼろになった剣を知り合いの砥ぎ屋にまかせる事にした。
ついでに大工道具に金具や釘なんかもいるだろうと、半端ものを安く直買い出来るこちらの方まで足を延ばしたわけだ。
「うるせえ!愛とテクニックて俺に敵う奴ぁい・ね・え・よ!
悔しかったらうちのより美人の嫁さんもらうんだな!!」
バルドは、中指を立ててわははと笑い飛ばすとひらりと手を振り、一軒の小屋へと入った。
「うわーちくしょー聞いたかあれ。」
「すかしてやがったあのバルドが、惚気たよな、あれ。」
「なんだよ、遊び猫のくせして本気なんじゃん?」
「あいつぁ枯れたんかと思ってたぜ俺は。」
「いいなー俺だって若くて可愛い嫁さんほっすぃ!!」
「お前じゃ無理だべ。」
「うるせぇじじぃ!」
「バルドは遊び猫なのか。」
「おおそりゃ、昔は飾り窓のメスもオスもとっかえひっかえでよー。」
「あーあいつヒゲないときメスに超もてたよな。」
「あーそーそーあんまり煩ぇからってヒゲ生やしたらオスにもててたよな!」
「まーガタイもいいしなー、口も上手いし若いからあっちも元気だしよ!」
「そうか、今ももてるのか」
「んにゃー?ここ2、3年あんまり見なかったからなー。」
「あー飾り窓なんざ5年もしたら面子はがらっと変わっちまうし、
今バルドのこと知ってる奴はあんまいねぇんじゃね?」
「けど、絶対あいつもてるよな、オスに。」
「ああ、なんでかもてるよな、可愛いこちゃんにも。
てか、可愛いのとイイ雰囲気になるとまず絶対食ってたよな、あいつ。」
「バルドっていつもは優しいけどえっちのときはちょー激しいーんだってよー?」
「なんだお前、バルドとやったんか」
「ダレがやるか!きしょくわりぃ!やった相手とやったんだよ!」
「あーなんでぇ。」
「…可愛いと優しくて、すぐえっちするのか?」
「あー?まぁ好みとかあんだろうけど、このバカみてぇに乱暴なこたしねえしな。」
「誰がバカだよ、んのじじぃ!」
「てめえのことだバカガキ!」
「わかった、ありがとう。」
「ん、おう、どういたしまして。」
「んで、お前誰よ?」
職人街の片隅で、バルドをからかった2人の側には背の高い黒猫がちょこんと座り込んでいた。
その夜、激しい爆音と共にバルドの宿は半壊した。
その中心には、赤い炎を纏った小柄な若猫と、魔物のような形相の白い闘牙がいたとかなんとか。
それを目撃した近隣の猫たちは、
翌朝、藍閃が無事にあることを心から女神リビカに感謝したという。